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Interview : 青井兄弟 PART2 | INSIDE THE CAGE side “青井心二”

2025.07.09

PART2|INSIDE THE CAGE side “青井心二”
西へ東へ、アウェイ戦へスクランブル発進。まずはランキング入り。全てはそこからです。

青井心二選手のキャリアを振り返っていただきます。心技舘入門から、アマ修斗のお話は、PART3へ。
青井心二選手は、心技舘所属のプロシューター。青井兄弟の弟。アグレッシブなファイトスタイルが魅力。スクランブル参戦だろうが、遠征でのアウェイ戦だろうが、オファーは断らずに戦う。快活で、意欲にあふれる若手期待の選手。現在、5勝5敗2分け。8月31日に新潟大会に参戦。

苦いデビューからの成長。毎試合、自身のベストファイトを更新。

――― 次は心二選手に伺います。キャリア序盤は、だいぶ苦労されてますよね。デビュー戦は、大竹選手で厳しい結果でした。

心二: 凄いプロの洗礼を食らいましたね。(大竹選手のハイキックからフックでKO負け)

太一: びっくりしたやつだよね。

心二: 序盤は、めちゃめちゃ苦労しましたね(笑)。アマ修斗の経験が少ないまま、すんなりプロ修斗に上がっちゃって、そのプロの試合で、いろいろ経験させてもらった感じになっちゃいました。

――― 片山選手、伊集龍皇選手との2試合は、しんどそうでしたね。

心二: 片山選手は、同じ階級で、あんなにフィジカルが強い人と組んだのは初めてで、ビックリしました。
龍皇選手は、ジュニアの頃に試合をしていて(プロ修斗公式戦の中で組まれた)、そういうストーリーが面白いんじゃないかって、試合が組まれたんですが、僕はそんなに意識してなくて。でも、やられちゃいましたね。

――― 新潟大会での江口戦は見事な一本勝ちでしたね。あれはフィニッシュがよく見えなかったのですが、何が決まったんですか?

心二: ダースチョークで一本取れましたね。

太一: この試合は早かったね。

心二: 江口選手は、レスリングを学生の頃からやっていたと言うことで、組みが強くて、とても警戒していて、死にものぐるいでやってやる!って気持ちでいたんですけど、結果的に早く極められました。

――― この良い勝ち方のあと、ガッツ・takato選手戦で、判定負け…。

心二: めっちゃ悔しかったですね。この試合は、勝ちたかったですね。
試合後に、「一緒に練習しましょう!」って言われたんですけど、なかなか負けた選手と一緒に練習というのは悔しいし、まだちょっと…(笑)

――― 選手が、試合を終わると練習しましょう!って仲良くなるのも、今風ですけど、心二選手のように、そう簡単に受け入れないぞ!っていうのも素晴らしいです。そして、今度は大阪大会で、前川選手と対戦ですね。

心二: この試合も、急遽いただいてオファーで。前川選手の対戦相手ができなくなった、みたいなお話で、2,3週間くらい前でしたね。そうだ、兄のネイン戦のセコンドに着いたときに、声をかけられて、OKしたんですよね。
(太一vsネイン戦が2023年12月2日、心二vs前川戦が2023年12月17日で実質2週間前だった。)

――― その短い期間で準備するには強い相手でしたね。でも、めまぐるしい展開で、めちゃくちゃ面白い試合でした。

心二: 前川選手も強かったですね。スタンド、グラウンド、スクランブルで動き回る展開が続いて、今までで一番疲れた試合でした。

太一: 見るからにMMAって感じでしたね、めっちゃ。すごく頑張った試合だった。

――― そして、東京に戻って新井拓巳選手と対戦。新井選手にはやり返したいと仰ってましたよね。

心二: この試合が、一番悔しかったですね。過去最高に準備もしてきて、気合いも入ってたのに負けちゃって。
ロープ際で寝かされてから、その立ち上がり際に、パンッて記憶が飛んでしまって、気付いたらパウンドを打たれていて、初めて、効いたパンチだし、意識がすっ飛びました。

――― 新井選手も、もともとの粘りのあるレスリングのスタイルに、最近はフィニッシュを狙いに行く姿勢が強くなってきて、そこにハマった感じでしたね。

心二: (新井選手は、当時はランキングに入るか、入らないかというところで)ここで勝てば自分のランキングも見えてくる大事な試合だったので、勝ちたかったんですけど。一番悔しいでしたね。
新井選手にやり返したい気持ちが強くて、先日、新井選手からも「一緒に練習しましょう」って声かけていただいたんですけど、やっぱり、なかなかそういう気持ちにはなれなくて(笑)。

――― そういう負けん気の強さが、個人的に好感度爆上がりです!続いて、新宿FACEで森本選手には、バックを奪ってチョークを狙ったり、ほぼ完勝という印象でした。そして、そのあと、再び、大阪で中島陸選手と対戦でしたね。

心二: 中島陸選手の試合は、すごく後悔していますね。もっと行けば良かったな、と。
(1Rに中島選手からフックで腰を落とさせるダウンを奪って)内心、1Rは10-8で取れたなって思い込んじゃって、そこで過信しちゃったのが反省点ですね。中島選手も記憶がないって言っていたので、効かせることはできたんですけど、勝ちきれなかった。

太一: 中島選手はめちゃ強かったよね…。

――― 中島選手は、元々、ジュニア修斗仕込みのテクニックもあるし、体も大きくなってますし、ゴンズジム特有の抜け目のなさみたいなものも備えてますよね。

心二: そうなんですよ。(ケージレスリング時に)足踏みされて、しばらく足が腫れちゃって、靴が履けませんでした(笑)。まだ高校生ですか?若いのに、本当に強かったですね。今年は、中島陸選手が、新人王を取ると思います。

鮮やかな飛び膝蹴りKOで沖縄大会MVPをゲット

――― そして、前戦が沖縄大会での波平コング戦ですね。大会MVPを獲得しました。

太一: (MVP賞金)30万円の(笑)。

心二: はい、MVPを取らせていただいて(笑)。波平選手は、思ってた以上にパワーがありましたね。今までの試合でも、ダイキ選手にパンチで効かせたりしていたので、そこは気をつけていました。

太一: あの跳び膝蹴りはすごかったよね。

――― あの試合は、素晴らしい倒しっぷり、勝ちっぷりで、MVPに値する試合だったと思います。

心二: でも、こういうのって、なんだかんだで、メインの試合になっちゃうんだろうなぁと思っていたんですよ。
大会全体がすごく盛り上がったし、誰が取ってもおかしくないし、メインも、地元の宮城選手も強かったし、ああ、ダメだろうなって思っていたんですよ。

太一: 宮城選手は強いよね。片山選手からバックチョーク極めたのも凄かったし。

心二: でも、自分が選ばれて。賞金をいただいて嬉しくて、帰りの車の中で、職質されそうなくらいニタニタしながら大爆笑しちゃいました(笑)。

次戦の新潟大会、その先の目標

――― そんな心二選手の次戦は、再び新潟大会ですね。8月31日に一條選手と対戦予定です。

心二: もう、地方はないかなと思っていたら、新潟からオファーをいただいて。
一條選手は、ベテランで、新人王も取ってる選手ですし、前回大会で、KO勝利を挙げてて勢いにも乗っていそうです。

――― どんな試合にしたいですか?新潟大会の一條戦に向けて意気込みを教えてください。

心二: 新井選手との試合で、色々学ぶところがあって。今までアグレッシブというか、行きすぎるところがあったなと思って、もう少し考えながら戦っていこうと思ったら、それが森本選手の試合でちょっとうまくハマって。そのまま行こうと思っていたら、今度は、中島選手との試合で臆病になっちゃったところがあって、行くべきところで、行けなかったり。それで、波平選手の時は、自由にやろうと思っていたら、KOできました。

今回も、自由に戦って、悔いなく勝ち切ります!メインに相応しい戦いができたらと思います!

――― 心二選手の目標は、当面、ランキング入り。

心二: そうですね、はい。今年はランキングに入りたいです。

太一: もうランキングにいてもおかしくないですけどね。ぶっちゃけ、僕より、心二の方が打撃強いし。

――― 修斗のランキングは、入るまでが良くわからなくて、難しいですよね(笑)。ランカーに勝つのが一番手っ取り早いですが、そう簡単でもなく。

心二: ランキング、わからないですよね(笑)。でもランク入りして、悔しい思いをした新井選手にやり返せたらやり返して、ベルトを取る。そこから先は、そのあと考えることですね。

――― ありがとうございました!

 

 

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