Interview:鈴木 尊(FourRhombus<フォーランバス>/山梨県甲府市)
今回は、山梨県甲府市にあるFourRhombusジムにお邪魔して、鈴木尊選手にお話を伺いました。
鈴木選手は、全日本アマ修斗3位でプロ昇格を果たし、新潟大会でプロデビュー。修斗での3試合は、合計試合時間が5分程度で圧巻の勝利を重ねています。1月に行われる新人王トーナメント決勝に駒を進めていて、そこに向けた意気込みなどを伺ってきました
鈴木尊選手が格闘技を始めるきっかけ・就職・ご家族
格闘技経験ゼロからプロへ
―― ジムの中でギャラリーもいて、少しやりにくいと思いますが、宜しくお願いいたします。
宜しくお願いします。
―― 鈴木選手のご出身はどちらですか?
出身は山形県です。大学生になるタイミングで、山梨県に来ました。
―― もう大学は卒業されているんですか?
はい、大学は卒業して、今年、新卒一年目です。
―― MMAをはじめるきっかけはなんだったのですか?
大学生になって、最初の頃は何もしていなくて、ぐだぐだ過ごしていたんですけど、体を動かすためにジムに入りたいなと思って。僕はプロレスが好きだったので、どうせ体を動かすなら、格闘技をやりたいなと思って、ネットで検索をして出てきたのが、フォーランバスでした。それで、体験に行って、そのまま入会したという感じです。
―― では、ジムに入るまで格闘技経験はなかったんですね。
ないです!ゼロから、フォーランバスで学びました。
―― 最初からプロを目指すような意識はあったんですか?
いや、最初の頃は全然考えていなくて、本当に試合に勝つ度に、次、次って、進んでプロまでいきました。
東京での就活から、インストラクターとして就職に方向転換
―― 現在、昼間のお仕事が終わってから練習という感じですか?
いえ、今は、このジムでインストラクターをさせてもらっているので、それがお仕事です。勤務は、午前中は10時から12時まで、夕方5時から10時までという形なんですけど、その中で空いた時間も練習させてもらっています。
―― フォーランバスでトレーナーとして働いていらっしゃるんですね。それは、凄く密度の高い練習環境が実現していますね。
本当に運がいいというか、僕は普通に就職しようと思って就活していたのですが、そんな中で、会長から連絡があって、「今度新しいジムを出すんだけど、そこでインストラクターをやらないか?」って声をかけていただいて。
―― なるほど、ちょうど卒業、就職と新しいジムを出すタイミングが合ったんですね。
もう、面接とかにも行っていて、内定ももらっていたんですけど、これはチャンスだな、と思ってインストラクターになりました。
―― 就職は東京で考えられていたのですか?
はい、東京の会社を受けていて、そのまま東京で就職して、東京で格闘技をやろうと思っていたんです。その方が、格闘技の環境は良かったかもしれないですけど、仕事をしてから練習をしてっていうのはなかなか厳しいというのもわかっていて。だったら、インストラクターをしながら練習できる環境がある山梨に残ろうかな、と思いました。
―― 東京で格闘技を続ける選択肢もありえた中、山梨に残る。それは大きな決断でしたね。
めっちゃ迷いました(笑)
(豊田会長)本当にタイミングが良かったです。ジムを出すのが一年ずれていたら、実現しませんでしたし。
ご家族の応援も得てプロの道へ
―― ちなみに大学はどちらのご出身でしたか?
山梨学院大学です。
―― おお、山梨学院!というとレスリングの強い…
レスリングはやってないですね(笑)。練習させてもらったこともあるんですけど、何をされてるのかわからないくらい、レベルが違いました。
―― 大学時代はコロナ直撃の世代ですよね。岡田嵐士選手や人見礼王選手は、コロナで練習や試合が制限されて大変だったと。
僕は、大丈夫でした。勉強は、ちょっとだけ、やることをやって(笑)。
―― それは良かったです(笑)。しかし、ご両親からすると、大学まで出して、内定までもらっていた就職を蹴って、格闘技のプロになる、というのは反対もあったのではないですか?
親には、3年間、しっかり頑張る。結果を出す、ということでOKをもらった感じです。3年間と期間を設けたら、だらっとしないし、いいんじゃない?ということで。3年間は本気を出して、やりたかったプロの道で頑張ろうかと。
―― そもそも格闘技をやること自体には反対はなかったのですか?
お父さんはプロレスが大好きで、頑張れよ、試合を楽しみにしてるよ、みたいな感じなんです。母親も会場には来てくれるんですけど、正直、あまり試合を見られない、という感じで心配していますね、ずっと。
―― それでも、プロまで認めてくれた以上、頑張らなければいけませんね。
大学に入ってから始めたMMA。現在は大学を卒業して、一度は決めていた東京での就職を蹴って、ジムでインストラクターとして勤務しながら、プロで戦う道を選択。次ページでは、アマ修斗、プロ修斗の道のりを伺います。


