Interview:鈴木 尊(FourRhombus<フォーランバス>/山梨県甲府市)
試合は怖い。でも、戦いのスイッチが入る
試合が決まった日が一番緊張して、一番不安になる
―― MMAは合っていた、ということではあっても、一番最初の試合では緊張したというお話でしたし、戦うこと自体に抵抗はなかったですか?
そういう意味では、めちゃくちゃ怖いですし、殴り合いとか本当はできるタイプでもないんで。本当は凄いビビりなんで。
―― 逆に、そういうのが苦手なタイプだった鈴木選手が、いつからスイッチが入るようになったのですか?
試合になれば切り替えるんですけど、アマチュア修斗に出始めた頃から、こっちも行かないと、本当に殺されちゃうんじゃないかという恐怖があって、そこでスイッチが入るようになった感じですね。
―― それぞれの試合ごとでいうとどのタイミングですか?
毎試合怖いですね…恐怖心はあるんですけど、計量の時くらいから、そういう恐怖心はなくなります。
―― やっぱりそういうスイッチってあるんですね。
試合発表される日というか、試合が決まった日が一番緊張して、一番不安になるんですけど、そこから何回か波が来て、試合の直前になると、そういうのはなくなりますね。
―― 逃げたくなるときはないですか?本当に逃げちゃう人もいるそうなんですが。
あはは、それはないですね(笑)。逃げたら、そのあとの自分が怖いというか。恐怖心をなくすために練習しているっていうのがありますね。それが一番のメンタルトレーニングだなって思っています。
―― 強いですね。確かに、最初から強い人とか、恐怖心がない人もいますけど、そういう人はそういう人で、どこかで脆さ、弱さもあるんですよね。
でも、恐怖心が全くない人とか、始めたばっかりでもガンガン行ける人は凄いなと思います。
―― ただ、そういう人たちがいるとしても、コツコツと練習で恐怖を克服し、積み上げた技術で勝てるのが、格闘技の醍醐味ですよね。
次戦の新人王トーナメント決勝から、その先へ
2026年1月18日 新人王トーナメント決勝
―― 鈴木選手の世代は、皆、上手くて、速くて、強くて、現代MMAの技術を全部使いこなせる選手が育っていて、大注目しています。
けっこう、フライ級の選手の試合は見ていて、刺激をもらうことは多いです。
―― 修斗のフライ級は、今回、亮我選手が新王者になって、上の方はまた大きく動きました。新人王を獲れば、ランキングに名前を連ねて、そこにも食い込んでいくことになります。
そうですね。ここは絶対に落とせないと思っています。この試合のために、数ヶ月費やしていますし、今は、この試合のことしか考えられないです。
修斗で活躍した先の展望
―― 気が早いですけど、修斗でやることをやったあと、さらに上で活躍するとしたら、どんなことを考えていますか?
僕みたいなタイプは、強くなることで認知度を上げていくしかないと思っていて。もちろん、自分から発信していって盛り上げていくのも大事だとは思っているんですけど、自分は、そういうタイプでもなくて。
―― そういうタイプではない、と(笑)。
なので、僕は、強さで魅せていくようにして、UFCを目指しています!
―― 最後に、鈴木選手の方からアピールがあればおっしゃってください!
(豊田会長)言いたいこと言って、自分で伏線回収すればいいんだから。
ははは、難しいですね。
目の前の一戦に集中して、新人王に優勝すれば、ランキングにも入れると思うので、1月に試合して勝って、ランキングに入ったら、年内にいっぱい試合をして、来年中に倒せるランカーを倒したいなって思っています。
―― 見事な模範解答のようですね(笑)。鈴木選手らしくていいと思います。期待していますので、頑張って下さい!
文面で伝わったかどうかわかりませんが、鈴木選手は、真面目で、どちらかといえば、おとなしく、丁寧な話し方や柔らかい物腰など、ある意味格闘家らしくない雰囲気ですが、やはり試合となると、スイッチが入るようで、一気に極めにかかるスタイルは要注目です。
そもそも、東京での就職を蹴って、山梨のフォーランバスでインストラクターをしながらプロで生きる道を選択するあたりは、やはり、ただ者ではないな、と感じさせます。
今度の新人王決勝は、G-faceの浅井選手が対戦相手で、浅井選手も、非常に強い選手です。お互い研究して対策も立てるでしょうが、若い選手同士の、魂のぶつかり合いのようなものを期待したいです。今回は、同時に、ジムの紹介と、特別版として豊田会長にもお話を伺うことができたので、フォーランバスの全体像も知っていただければと思います。
特に、豊田会長は、選手育成に熱い情熱を注いでいて、選手の人生を考えて、仕事格闘技の両立を目指した内弟子制度も設けているとのこと。是非、多くの方に知ってもらって、我こそは、という方は問い合わせいただければと思います。
FOUR RHOMBUS (フォーランバス) |山梨県甲府市
Interview: 豊田貴士 FOUR RHOMBUS (フォーランバス)代表

