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Interview : 魚山皓平(HOPE/愛媛県宇和島市)

2025.12.06

修斗について

中村ジュニアから斎藤裕を知る

――  PRIDEは地上波でもありましたが、修斗については、ご存じでした?

僕の地元の二つ上の先輩に、中村好史(中村ジュニア)選手がいて。直の先輩じゃないんですけど、合同練習などで一緒になったことがあって。

―― おお、中村ジュニア選手!(修斗元環太平洋王者)地元が一緒でしたか。

そこで、斎藤裕選手を知ったんですよ。2回連続で斎藤選手とタイトルマッチをやってて。中村好史くんに勝った斎藤選手、この人、強いな!って思って。
そのあと、髙谷選手の試合も見て、この人、ホントに強いなと。

(※ちなみに、この収録日に、麺ZINさいとうに行って、斎藤裕選手が中村ジュニア選手との試合で勝って獲得した世界王座のベルトのレプリカを見てきた。)

―― 意外なところから修斗と接点があったんですね。

それ以前にも、KID選手の大ファンだったし、五味選手とかも好きだったので、選手紹介や、煽りVの中で「修斗」って出てくるし、ルミナさんの飛びつきの秒殺のシーンとかも知っていましたね。

PRIDEの影響

―― なるほど。MMAはやりたいと思ってたけど、修斗は知りませんでした、と話す選手も多いので、意外です。やっぱり、KID選手、PRIDEの影響力って凄いですね。

僕、PRIDEが好きすぎて、中学校の体育祭で、入場行進の時に、先生にPRIDEのテーマソングをかけてくださいってお願いしたんですよ。絶対、テンションが上がるから!って。
先生も、「俺もめっちゃかけたいけど、無理だから、もっと上の先生に掛け合って!」って却下されて(笑)。
♪ダン、ダン、ダダンって音楽は今聞いても、テンション上がりますね。

―― やっぱり、PRIDEは地上波でやっていたから、若い子達にも浸透していたんですね。

柔道は寝業があるので、PRIDEで見た技をちょっと使ってみたいというのがあって。吉田選手が袖車を極めたときには、先生も、次の週に袖車を教えたり。「先生もPRIDE見てたやろ!」って(笑)。仲間同士で、ノゲイラのスピニングチョークとか、柔道に改良して使えないかなとか。

――  PRIDEを通じて、もう中学時代からMMAには馴染んでいて、やってみたいとも思っていたんですね。

アマ修斗出場・全日本アマ修斗のしんどさ

―― 不完全燃焼ながら、一通り、柔道をやり終えて、MMAを始めたのは、おいくつでしたか?

32歳の年でしたね。その年の四国選手権に出て3位になって。めっちゃ悔しい!って久しぶりになりましたね。柔道の試合を最後にしてから3,4年ぶりにそういう試合に出て、久々に、1対1でやる緊張感を味わいました。
ああ、おもろ!次の年、頑張ろうって思いました。

―― その翌年、早くもプロ昇格ですよね。

翌年、四国選手権で優勝して、全日本アマチュア修斗選手権に挑んで。でも、2回戦で負けたけど、プロには上がれて、という感じでしたね。

魚山選手出場の2023年度全日本アマチュア修斗選手権大会。魚山選手の写真は見つからず…。

―― アマ修斗では、フェザー級でしたよね。

通常体重が68,9kgで、柔道でも66kg級だったんで、当日計量でちょっと絞る感じで。

―― 一回戦は小林選手。スプリットでの勝利ですね。

あの試合は、僕、負けたと思ったんですよ。背が高い足関の選手でした。

―― でも、勝ち上がって、井上翔太選手と対戦ですね。

赤崎道場の井上選手は、アメフトのプロでやってるという選手で。めっちゃ体でかかったですね。マジでぶん殴られてスタンドパンチTKO負けでした。ケージ際でガチャガチャやってたら、パンチを食らって、初めてくらくらするような。めっちゃ重たいパンチでした。

―― なるほど。初めての全日本アマ修斗はいかがでしたか?

ベスト8で負けちゃったので、あぁ、プロにはなれないな…と思ってて。

―― プロ昇格は微妙なラインですよね。

この時、ライト級でトライフォース高知の高橋人選手が出ていて、彼とは、柔道時代に中、高とずっと一緒に四国で戦っていて仲が良かったんです。でも、二人ともベスト8で負けちゃって。
プロ昇格は、ベスト4以上じゃないと無理だと思っていたので、二人とも、めちゃくちゃ落ち込んでいて(笑)。

―― 確かに、1年かけて全日本アマ修斗に挑んで、プロに上がれないとなると、落ち込みますよね。

「…なぁ、これ、来年、もう1回アマチュア修斗出る?今年、プロに上がれなかったら、俺きついんだけど…。」みたいな話をしましたね。

―― 結果的に、二人ともプロ昇格できてよかったですが、発表されるまではドキドキですね(笑)。

良かったです。1日のトーナメント自体は柔道で慣れてるんで良いんですが、また地区選手権を勝ち抜いて、小田原まで行かなきゃいけないのか…というのは、しんどいと思ってました。プロに上がれて良かったです(笑)。

次ページでは、いよいよプロとしての試合を振り返っていただきます。プロデビュー戦は、今、修斗を沸かせている宮口龍鳳選手でした。

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