Interview : シヴァエフ(リバーサルジム新宿Me,We/2024年度修斗ライト級新人王)PART 2
プロになったシヴァエフを知る。
PART1では、シヴァエフ選手のプロになるまでのお話を中心に伺いました。ここから、プロデビュー後のお話を伺います。聞けば聞くほど、当初の高学歴理系ファイターのクレバーな印象は薄らいでいき、あれ?あれ?となっていきました。一方で、親しみやすさは全開です。それでは、お読み下さい。
Interview : シヴァエフ(リバーサルジム新宿Me,We/2024年度修斗ライト級新人王)
PART1 https://fightmemo.com/fighter/1061
PART2 https://fightmemo.com/fighter/1085ヘッダー画像は、後楽園ホール前で、仕事帰り感を出すためにポロシャツの上からMe,WeのTシャツを着てもらいました。
プロ修斗デビュー 新人王トーナメント
――― デビュー戦から振り返ります。デビュー戦はムクロック選手でしたね。
あの試合の時は、ガッチガチに緊張していましたね。
――― すみません…正直に言うと、ムクロック選手が有利かなと思っていました…。
noteを読んで、それはひしひしと感じていました(笑)。でも、みんなムクロック選手が勝つだろうって思っているだろうなと。
僕も、あんなムキムキの人に捕まえられたら死んじゃうよって思ってました。どうやってあれから逃げるかを考えてました。
――― ムクロック選手は修斗以外でも戦っていて、戦い方も確立されてるから、新人が戦うのにはしんどいかな…と思っていました。でも、ケージレスリングで渡り合って、見事でした。
試合のふり返りで、「ムクロック選手が有利かなと思っていた」って書いてましたものね。試合は、しっかりMMAを見ている人からだけ褒められる試合でしたね(笑)。
ムクロック選手だって、修斗では新人で実績がないわけで、これからもっと実績もあって強い選手とやることを考えたら、初めて戦う相手としては、まだマシというか。それだけヤバい、とんでもない世界に足を踏み入れてしまったな、と思いました(笑)。
――― その節は申し訳ありませんでした…。でも、noteを読んでいただいてありがとうございました。続いてKENZO選手との試合ですね。しんどい試合が続きますね。
本当に。でも、ムクロック選手とやってから、「あれ、俺、プロでもやっていけるくらいの力が身についてたんだ!」って思えて。
ムクロック選手とやる前は、ここで負けたら新人王トーナメントは終わっちゃうし、まぁ、宮崎先生にお願いして、山口大会で1試合やらせていただいてそれで、格闘技は最後にしよう、引退しようくらいに思っていたんですよ。でもムクロック選手に勝てて、やれるぞ!と思ってからは、緊張はしたんですけど、負けたら負けたでいいか、その時考えれば、という気持ちになっていましたね。
――― KENZO戦のフィニッシュは…
アッパーですね。アッパーからのパウンドアウトでした。
あの時は、試合前まで、アッパーをボクシングのコーチと一緒に練習していたんですけど、試合で出すのを完全に忘れていて。
KOの何十秒くらい前に「あ、アッパー出してない。次、入ってきたら、アッパー出そう!」と思って出したら、ああいう勝ち方になって。
初めて見たプロ修斗の大会。師匠が引退した大会。山口大会への思い
――― 続く山下戦は、山口大会でした。この試合はどうしても山口大会に出たいということで、新人王トーナメントの合間に入れた試合でしたよね。
はい、この山口大会には、自分からお願いして、出していただきました。
正直に言えば、新人王トーナメントに賭けていて、絶対優勝するぞって思うなら、出るべきではなかったかもしれません。ただ、ライト級って選手がたくさんいるわけではないから、今を逃すと山口大会に出ることができないかもしれない。
――― それほど、山口大会は大事だったということですか?
自分が一番最初に見た修斗の大会が山口大会でした。それも、宮崎先生の引退試合だったんですよ(2022年12月4日プロ修斗山口大会 TORAO28)。
あの時から、やっと自分も頑張ろうかなって思えた大会だし、自分も同じ大会に出たいと思っていたので、もし、このタイミングで山口大会に出られずに引退するなんてことになったら、自分が後悔すると思ったんですよね。
――― ゴタゴタと言いますと?
ちょうどこの頃に、東京で就職が決まって。当初は、大学院で格闘技はやめようと思っていたんですけど、ここまで来たら、やれるだけやろうと思って、東京で就職しても格闘技を続けるつもりで、色んなジムを見てこようと思って1週間くらい出稽古に来たんです。ところが、一番最初の出稽古先で、受け身を取った瞬間にあばらを折っちゃって。我慢して5分間をやりきったあと、息ができなくなってしまいました。
ちょうどその2週間くらい前に山下選手との試合を決めていて、ヤバいヤバいヤバい…お願いするんじゃなかったって、宮崎先生にちょっとヤバいです…って電話して。十分時間があると思っていたのに、結局、1ヶ月くらい休んで、焦りに焦って仕上げて臨んだ試合でしたね。
試合前に、大体、何かやらかすんですけど、この時は本当にヤバかったですね。
――― しかし、試合内容は、打撃を当て続けて、最後はタックルに膝を合わせる形で見事でした。
新人王決勝 たたみかけるようにトラブルを自ら引き起こす
――― そして、決勝は手島選手との試合でした。
この時も色々やらかしました。
前の試合から体重もキープしていて、ずっと順調で、あとは試合をやるだけだ、3つ勝って自信もついてたし、いざ東京へ!って乗り込んできたんです。それで、まず、水抜きしなきゃいけなかったんですけど、僕も宮崎先生も何も考えずに来ちゃって、体重計を持ってきていなくて(笑)。エプソムソルトもない、何も持ってきていない。
――― 本当にやらかしますね(笑)
で、東京に着いた瞬間にドン・キホーテに行って、薬局に行って、一通り買い揃えて、やっと水抜き1セット目をやって、浸かって、外に出て、シートにくるまってるときに、こう、ハッと気づいたんですよ。
…チケット忘れた。
――― あああ、さらにやらかしましたね…。
友達が見に来てくれるというので、東京で集合しようって話になっていて。いつもは事前に渡していたんですけど、今回は東京で渡すつもりで、俺が持っていくよって、チケットをいつも練習に使っているバッグに入れておいたんですよ、準備万端。でも、よく考えたら、スーツケースの方が移動には楽だな、って思って、スーツケースに変えたんですよ。そうしたら、移してなかったんですよね…チケットを。
ヤバい、ヤバいと大騒ぎして、皆で、「どうにかしてシバの家に入れん?」って相談して、でもここに家の鍵もあるしな…。まぁ、でも、一応、後輩に電話して、家を見てきてもらえる?ってお願いしたらですね…鍵を締め忘れてたんですよ…。
――― ホラー映画のように畳みかけますね。応援団のチケットを忘れてくる…さらに、家の鍵をかけ忘れていた…これは、相当にひどいですね(笑)
友達の一ブロック分のチケットを忘れてきちゃって、まずい、どうする?北森さんに相談する?一回、新幹線で山口に帰る?って大騒ぎして…。試合の中でもヤバい時間帯がありましたけど、試合の前もずっとヤバくて。
何とか山口から来てくれる予定だった人に、チケットを持ってきてもらえることになって、事なきを得たんですけど、もう試合前がひどかったです(笑)。
――― 良かったですね…いや、良かったかどうかわかりませんけど、無駄にメンタルが鍛えられましたね(笑)。試合も1ラウンドはけっこうまずかったですよね。
まずかったですね。手島選手は、アマチュア修斗の頃から、あの一発が本当に鋭い選手で。パコーンって打撃を当てて勝っちゃう選手だったんで、あれをもらわないようにしようという話をしていたんですけど(フックをもらった)。
試合としても、この時は凄く緊張したんですよね。ここまでやってきて、決勝で負ける?みたいな感じで、周りからも、もう行けるでしょ!期待してるよ!みたいな雰囲気だったんですよ。
――― 周囲の空気が、期待感に変わってきていたわけですね。
正直、ムクロック選手の試合では、リゾルブのキッズにも負けるでしょって思われるくらいで、失うものがなかったんですよ。KENZO選手も実績あって強いし、山下選手も柔術が強いし、麻生LegLock選手から「山下選手、めちゃくちゃ強いですよ?」と言われて。
ところが、手島選手との試合になったら、ここまで来たら負けるわけがない、行けるでしょうって雰囲気になってて反応が違う。これは、ヤバいって思い始めて、それで凄く緊張したまま試合に入って、ちゃんとガツンとやられて(笑)。やっぱり当て勘が凄いんだなって。
――― それでも、盛り返して、2Rには飛び膝を決めましたよね。あれは狙っていた?
それも、試合前から、色んな人に「また飛び膝、行くんでしょ?」って言われていたんですよ。2戦くらい見せていたから、期待している人も多くて。でも、手島選手って背が高いじゃないですか。届くわけないじゃん!やるわけないでしょって。だから、全く予定にはなかったんですね。ミットもやってなくて。
――― 予定していなかったのに、綺麗に入った飛び膝!
飛び膝は、元々、打威致がきっかけなんですよ。打威致がやってるのを見て、すげえ!って言ったら、やってみたらいいじゃんって言われて。ああ、俺も行けるんじゃね?って思い始めて。でも、アマ修斗でやってみたら、全部スカされてテイクダウンされて(笑)。
そこから封印していたんですけど、KENZO戦で思い出してやってみたら当たっちゃって。それから復活しました。
――― あの飛び膝は、バスケットボールの経験が生きてる感じですか?
飛び方自体はバスケットと同じですね。格闘技でよくある二段蹴りみたいな膝蹴りは苦手なんですけど、奥足を延ばして飛ぶのは得意で。
――― レイアップシュートみたいな感じですか?
それと同じですね。手島選手も困ったと思いますね。あの高さで飛んでくると思わないでしょうし。まさか、ローキック蹴っているときに飛び膝が当たるとは思わなかったと思いますし。
――― 新人王が取れて、金色のグローブをつけて、宮崎さんとふたりで撮った写真はグッときました。
あれだけは、絶対やりたかったんですよ。有永道場TeamResolveの所属でやるのは最後だと思っていたので。宮崎先生には、アマ修斗時代に選手権に3つ出て、全部、先生が一緒に来てくれて。
本当にお世話になりまくってるし、感謝もしているし。ここまで来られたのも宮崎先生のおかげだし。新人王を取れたら、一緒にグローブ付けたいなと思っていたんですよ。
――― 良い試合をして、そのあとも、グッとくるシーンがあって最高でした。あのグローブはどうされてるんですか?
僕は家に置いてるんですけど、この先、どんなに強くなっても、あの金のグローブは一生大事にしますね。多分、今後、もう「有永道場TeamResolve所属」で試合をすることはないだろうなと思うと、本当に思い出深いグローブだと思います。
新人王!
応援ありがとうございました!
連絡ゆっくり返します🙇♂️#shooto0119#シヴァエフ pic.twitter.com/0dwhAv7ZNC— シヴァエフ(柴村拓弥) (@shiba_mma) January 19, 2025
上京・就職・Me,We移籍
――― 4月からは、東京で就職して、ジムもMe,Weに移籍しました。新入社員として、社会人として、今回の西尾戦まで、しばらく忙しかったんじゃないですか?
それが、研修期間ということもあって、意外とそうでもなくて。今の自分の部署がそこまで忙しいわけではなくて、定時に仕事が終わって、残業もなく、みんな帰るような感じですね。練習もできて、そこは助かっていますね。
――― 今回の西尾戦では、ひどいやらかしはなかった?
やらかしというほどのことはなかったですけど、トラブルはあって。
2週間前に風邪をひくのはいつも通りで。
もう一つ、1週間前の広島大会で、フィリップ選手(有永道場TeamResolveのミドル級の選手)のセコンドについたんですけど、そのアップで死にかけたくらいで(笑)。フィリップのテンションが上がってたみたいで、アップで組みの練習をして、その突き放し際に、パッコーンて膝を食らわせられて(笑)。カットされたりしなくて良かったです。
あ、あと、もう1個ありました。なんか、虫刺されで薬を塗ったら、アレルギーになって蕁麻疹だらけになっちゃって。暑い時期にしばらく長袖ラッシュガードを着て練習することになっちゃったんですけど、まぁ、それくらいですね。
いや、あと、金曜日の朝起きたら、凄い吐き気がしちゃって。仕事を休んじゃいました。メンタル弱いんですかね(笑)。
ブン殴りマッスル西尾戦
――― 相変わらず、順調とは言えず、色々ありましたね(笑)。では、最新の試合、西尾戦はいかがだったでしょう?
当初の作戦は、あのブンブン(剛腕パンチ)に当たっちゃったら、死んじゃうから。そこをうまくステップして外して、ジャブついて、カーフ蹴って、組んで、寝かせて、削っていこうっていう作戦だったんです。
多分、西尾選手と僕の試合だったら、みんな打撃戦を期待していたと思うんですけど、「みんな、ごめん。おれは、もう寝技しかしない」って決めてたんです。
ところがどっこい、なんですね…。
――― ところがどっこい?(笑)
最初、もっとガツガツ来ると思ってたんですよ。いきなり突っ込んでくるかなって思っていたんですよね、マックス・ザ・ボディ選手の時もそうだったじゃないですか。あとで見返してみると大して長い時間じゃなかったんですけど、戦っているときは、「あれ?思ったより来ないな…」って思って、焦って組みに行っちゃったんですよね。それでがぶられて。
そこですぐ動けばよかったんですけど、パンクラスで西尾選手ががぶりからKOしている試合が頭をよぎっちゃって、止まってしまってからはじり貧になってしまいました。
――― あの時、首を狙われて、シヴァエフの首がもげる!と心配になりました。
僕も首がもげると思いました(笑)。
2ラウンドに入る前に、これ、打撃で試合しないとタックルに入っても意味ないなと思って、ちゃんと差し合いをしようと思いました。実際、ちゃんと差し合いをしたら当たるってことに気づいて、何発か打ち込んだらちょっと効いてくれたんで、自分からラッシュをかけに行ったんです。けど、自分からあんなにパンチを振ったことなんかなかったから、急に疲れちゃって(笑)。ああ、試合でこうやって殴ると、こんなに疲れるんだってよくわかりました。
まぁ、でも何とかKOできて良かったんですけど、下に降りてから、控室のベンチに倒れこんで30分くらい動けなかったですね。酸欠でめちゃくちゃ頭が痛くなって。
――― しかし、あの西尾選手の体は凄かったですよね。スプロールしてる時の西尾選手の背中は、マジで本物のゴリラかと思いました。
前日計量の時は、あれ、思ったほど大きくないなって思ったんですけど、当日見かけたら、めちゃくちゃ体がでかくなってて。同僚が試合を見に来てくれてたんですが、「死ぬかと思ったよ」「終わったと思った」と言われるくらいで。あれは焦りました。
――― でも、堂々たるランカー勝負を制しました。
マイクで言ったことまんまなんですよね。本当は、あんな試合をするつもりは全くなくて。「MMAファイターとして成長した姿を見せたい」ってバックステージインタビューでも応えていたんですよね。それが、結果としてあんな試合をしちゃって(笑)。
――― 激闘派って言われそうですよね。
倉本(一真)さんに、そういう風にめちゃくちゃいじられました。そっち(激闘派)路線でやれば?って。
でも、こんな試合をやってたら死んじゃいますよね。
今後の展望
――― これで、デビューから5戦5勝。かなり良いペースで試合していますよね。
シバさんはちょっと狂ってますよって打威致に言われてます。ハイペースでここまで来ましたからね。
――― これからの展望って頭に思い描いていますか?
まぁ、次に誰とやれって言われるか、ですよね。修斗のランカーを見ると、次は、マックス・ザ・ボディ選手じゃないかなとは思ってるんですけど。
でも、西尾選手はパンクラスでもランキングに入っているわけで、その西尾選手に勝ったっていうことは、大きいかなと思うんですよね。他団体のランキングと比較しても、自分の実力がある程度証明できたなっていうのは良かったと思ってます。
――― さらに、その先は、もうベルトも視野に入りますよね。
今すぐ、そこまで手が届くわけではないし、ここからは勢いでどうにかなる相手は残っていないんで。時間をかけて、作りこんで、戦って勝って。そこで、強い王者から振り向いてもらうくらいの勝ち方、強さ、実績を身に着けていく必要がありますよね。
有永道場TeamRsolveとMe,Weふたつのジムについて
――― 所属した二つのジムについて、それぞれ伺います。まず、有永道場TeamResolveはどんなジムですか?
Resolveは、本当に仲が良いですね。アマチュアとプロの垣根があまりないというか、強い、弱いで分けるでもなく、練習に来ている人はみんな仲良くやっていて、それこそ、小学生から50歳過ぎの会員さんまで一緒に練習していて。
プロも、僕も、打威致もハンマー先輩も吉村大地も、怖い人がいないじゃないですか。
宮崎先生が、色んな人とうまくやってる感じですね。
ジムHP:https://ube-dojo-resolve.com/
――― 東京のファンからするとわかりにくいのですが、有永道場TeamRsolveというと、毎年、アマ修斗で良い結果を出して、プロもたくさん輩出していて勢いがありますよね。
宮崎先生が、ちゃんとやる選手には、どこまでも丁寧に付き合ってくれるというのが大きいですね。仮に、アマチュアの選手だろうが、プロの選手だろうが、その選手が真剣に取り組んでいれば、そんなに結果が出なくても、宮崎先生はちゃんとついてきてくれるし、熱心に指導してくれる。宮崎先生がそういう人だから、ジムのみんなもそれについていく、良い関係にあると思います。また、宮崎先生は、試合に出てみなよって勧めて、皆を乗せるのが上手いですね。
山口を離れました
みんな強くて優しくて、最高に楽しかった!
死ぬわけじゃない、また会える!
お互い頑張ろうみんな!#有永道場teamresolve pic.twitter.com/g0xB0zvqfx— シヴァエフ(柴村拓弥) (@shiba_mma) March 26, 2025
――― 一方、東京の移籍先、Me,Weはどうでしょうか。
Me,Weも似ているものを感じるというか。もちろん、規模が違うので、プロ、アマ、一般会員さんは分かれることにはなるんですけど、それでも、山崎さんを中心に、よくまとまっているのを感じますね。そして、選手が一生懸命やっていたら、山崎さんもそれをよく見てくれていて。
藤田大和選手がいて、倉本一真選手がいて、風間敏臣選手がいて、そもそもあれだけ選手がいて、しかも、海外や国内トップで戦うプロ選手がたくさん集まっていて、本当にレベルが高いですね。
ジムHP:https://mewe.co.jp/
――― 大きな違和感もなく、新しいジムに早くもなじんでいるようで安心しました。
そうですね、みんな優しいですし。岡田嵐士選手なんかは面識はなかったですけど、同じMobstylesファイターですし、僕も毎日ジムにいますからね。当然、「あいつ誰?」ってなりますから、覚えてもらい易かったんじゃないですかね。
新たな環境、新たな日常
仕事に格闘技、頑張ります pic.twitter.com/mPTWV3GKi8
— シヴァエフ(柴村拓弥) (@shiba_mma) March 31, 2025
――― 中長期的な展望としては、バリバリ戦って、格闘技でのし上がって生きていくぞ!という感じでしょうか?
自分の中で、そういう気持ちも全然ありますよ。あるんですけど、自分が、格闘技に専念しない理由としては、格闘技一本でやったら、逆にダメになっちゃいそうだって思うんですよ。
岡田嵐士選手の生活を見ていて思うんですけど、彼のように、本当に格闘技に捧げていて、バイトで生活して…というのを見ると、自分は逆に集中しきれないなと思って。
仕事っていう別世界があって、それをやることで、やっと格闘技ができるぞ!っていう気持ちになれるくらいが、余計なことを考えなくていいんで、自分にはちょうど性に合っているんですよね。
――― UFCとかRIZINとかへのあこがれは
注目されたいという気持ちもないではないですが、それよりも、大きな箱でやってみたい、っていう思いはありますね。
どこでやっても、仮にRIZINでやったとして、ちょっと勝ったら盛り上がる、けれども、負けたら離れていく、みたいな人たちのことよりは、別に勝っても負けても、僕のことを気にして見に来てくれて、大事にしてくれる人を一番大事にしたいなって思います。
パンツスポンサーさんも、今の僕には広告効果なんてほとんどないのをわかっていながら、ついてくださっているわけじゃないですか。そういう人たちを大事にして、その声に応えるように、頑張っていきたいなと思います。
――― よくわかります。非常に客観的な分析もあり、さすが理系ファイターという印象です。
試合直後で、仕事を終えられたあとというタイミングで、お時間を作っていただき、ありがとうございました!
山口でプロになり、東京でさらなる活躍を目指すシヴァエフ選手。どうだったでしょうか。思いの外、天然なところもあり、愛すべきキャラを発見できた形です。
話も面白いし、よく話してくれるので、こちらから投げかける必要が少なく、非常に密度の濃いお話になりました。若干、長くなりすぎたかと思いますが、シヴァエフ選手の話す雰囲気をなるべく再現したく、編集は最小限にして、そのまま掲載してみました。今はまだ西尾戦のダメージを抜いているところで、次戦はまだわかりませんが、是非、会場で応援して欲しい選手です。
Interview : シヴァエフ(リバーサルジム新宿Me,We/2024年度修斗ライト級新人王)
PART1 https://fightmemo.com/fighter/1061
PART2 https://fightmemo.com/fighter/1085
シヴァエフ選手の新聞記事
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20250413-OYTNT50028








