Interview:豊田貴士 FOUR RHOMBUS (フォーランバス)代表
選手にお話を聞く、この企画ですが、今回は、特別版として、FOUR RHOMBUS (フォーランバス)の豊田会長のインタビューを掲載させていただきます。
豊田会長とは今まで面識がなく、DMでやり取りさせていただいただけでしたが、テキストからほとばしる情熱がある。それも、とても熱い。これは、是非、お話を聞きたいと思い、急遽、甲府市までお邪魔しました。色々なお話を伺いましたが、ここでは、これからのフォーランバスを占う内弟子制度、そして、選手を強くするための一策、和田竜光選手の特別コーチについてお話を載せます。
山梨でも強くなれるよ、県外に出なくても強くなれるよ、ということをフォーランバスで示したい
ケージを備えたジムで、強くなる。
―― このフォーランバス国母ジムは、広いですし、表側が全面ガラスで開放的。そして、とても綺麗です。入室してすぐ、カフェのようなスペースがあって、入りやすいのも良いですね。
そこは、こだわった部分です。やはり、中が見えて、入りやすい、女性会員さんでも安心して入れるし、気軽に利用できるように心がけました。
―― 気軽に利用できる一方で、フルサイズのケージが置かれていて、かなり本気度も高いと感じさせます。
MMAのジムをやるならば、ケージを置きたいと思っていました。リングではなく、金網の時代ですし、練習から慣れておく必要があります。また、このサイズにしたのは、試合ができるというのも大事なポイントでした。
―― ケージのあるジムは増えていますが、これだけ広いとマットスペースも十分で、非常に有効な使い方ができそうですね。
本当はもう1サイズ上のケージを入れたかったのですが、ギリギリ入らなくて(笑)。
アマ修斗は畳の上でも行われることがありますが、プロになったら、いきなりケージというのはハードルが高いです。やはり、普段から金網で練習することも大事だと思います。
ムエタイコーチで強くなる
―― もうひとつ、ムエタイのタイ人トレーナーがいるというのも、ジムの特徴ですね。
自分もキックボクシングを経験していて、MMAとムエタイの技術は親和性があると思っています。
アマ修斗では肘は使えないですが、プロになると肘が解禁されます。でも、プロになったら勝手に肘が上手くなるわけではありません。ムエタイ選手が、首相撲や肘が上手いのは、小さい頃から練習しているからで、アマでは使えなくても、いずれプロになって使いこなすためには、ずっと練習しておく必要があります。だからこそ、ムエタイのトレーナーを迎えて、そこを鍛えています。
内弟子制度で強くなる
―― 内弟子制度があると聞きましたが、どのような内容でしょうか。
はい、トンネル掘削などの工事を行っている大きな企業様と提携できました。企業様には、選手を週3日の勤務で雇用していただいて、残りの日は練習に集中する。そういう形で、選手の生活と練習を両立できる内弟子制度を始めました。
―― MMAのジムで内弟子制度というと、BRAVEなどで聞いたことはありますが、珍しいですよね。仕事と格闘技の両立という課題を解決する良い方法、ということですね。
私もサラリーマンを長くやっていたので、仕事と格闘技の両立の難しさはよくわかっています。仕事の残業、休日出勤に追われて、なかなか練習もできないという状況で、貴重な選手生命をすり減らして欲しくないんですよね。
―― 提携していただいた企業様は、本当にありがたい存在ですね。
まず、提携いただいた企業様は手広く事業をされているのですが、山梨のような山に囲まれた地域では、トンネル工事は欠かせないので、安定的に仕事はたくさんあります。そこで、体力があって、根性のある若者がいないかな、と常に探されています。
企業様側も、選手側も、それぞれメリットがあり、仕事と格闘技を上手く両立させるための仕組み作りは大事だと考えています。
―― 東京で頑張っている選手も、皆さん、そこは苦労されているところですね。
選手には必ず引退の時期が来ます。その時、今まで格闘技に専念しすぎて、職歴もありません、資格もありません、再就職先を探すのも難しいです、という状況では辛すぎます。
それだったら、この内弟子制度を利用すれば、週3日の勤務で、十分な選手活動をしながら、仕事の資格も取れる、キャリアも積めます。そのうえで、思い残すことなく格闘技を引退したあとは、正社員雇用の道もある、そんな環境を用意したい、ということで始めたのが、この内弟子制度です。
―― どんな方に来ていただきたいですか?
例えばですが、地方からプロ格闘家を目指して東京に出て来たけど、東京の高い生活費のために仕事に追われて、満足な練習ができない。何とか練習に行っても、強すぎる先輩選手達に跳ね返されて、なかなか成長できない。もう地元に帰ろうかな、って迷っているような人も多いと思います。
それならば、家賃や物価が安く抑えられる山梨で生活しながら、仕事もして、給料ももらって、練習に集中して強くなって、山梨から世界を目指して欲しい。そんな理想を描いています。
―― 確かに、生活しやすさという点では、山梨の方が優位です。あとは、フォーランバスで強くなる環境を用意するということですね。
まだまだ山梨には強い選手が少ないですし、そこで強くなれるのか?という目で見られているかも知れません。でも、現在は、DEEPやRIZINで戦う窪田泰斗選手、DEEP JEWELSで活躍する桐生祐子選手がいます。次は、鈴木尊選手が修斗で新人王を獲ってくれれば、より知名度も上がりますし、強さも証明できる。アマの選手も、今年全日本アマ修斗で準優勝も出しましたし、来年にはアマ選手は倍に増えていると思います。
特別コーチ、和田竜光選手の教えで、もっと強くなる
―― さらに選手を強くする試みの一つが、和田竜光選手のコーチですね。
はい、選手を育てる環境を整える。そして、もうひとつ指導力をアップさせるという点で、和田竜光選手に月に1回の特別コーチをお願いしています。
―― 和田竜光選手は、ONEなどで活躍する日本を代表するトップ選手の一人です。
和田選手は山梨県南アルプス市のご出身で、4年くらい前におたつロックセミナーという形で講師をお願いしたこともありました。
それで、今回、選手をより強くしたいので、月に一度、ジムに教えに来ていただけませんか?とお願いしたところ、和田選手からも、今まで培った技術を伝えたいと思っていたんです、ということで快諾いただけました。
―― DJなど世界のトップ選手と渡り合ってきた和田選手の技術、経験を学べるのは大きいですね。
自分自身も、和田選手が山梨出身で、凄く強くて頑張っていると知って、奮い立った覚えがあります。選手にも、和田選手の教えを吸収して、レベルアップを果たして欲しいです。
従来からある上石田のジムに加えて、国母に新しいジムをオープンして今年10月で丸1年。
この日訪れた国母ジムは、マットスペースも広く、フルサイズのケージを設置し、筋トレ設備も完備。まさに、MMAのジム、という完成度の高さでした。
マットやサンドバッグでは、フィットネスクラスの女性会員さんが楽しそうに汗を流し、ケージ内では、アマ選手たちが技術研究などしながら、フリーでスパーなどをしていました。このケージでは、アマ修斗公式戦「山梨フリーファイト」も開催されていて、練習から試合まで、フル活用されています。会員さんをたくさん集める。そのためには、明るく、清潔で、広いジムを用意する。会員さんがたくさん集まったところで、選手を育てる。
山梨で強くなる。山梨から世界を目指す。そのために、設備も、トレーナーも、仕組みも整える意欲的なジムが、フォーランバスでした。
ジムについて
FourRhombus<フォーランバス> 国母
FourRhombus<フォーランバス> 国母
〒400-0043
山梨県甲府市国母7丁目12-43
定休日 月曜日
電話番号 090-4715-3217
website: https://fourrhombus-kokubo.com/
Instagram: ourrhombus_kokubo
FourRhombus<フォーランバス>上石田
FourRhombus<フォーランバス>上石田
〒400-0041
山梨県甲府市上石田1丁目2-17
定休日 日曜日
電話番号 090-4715-3217
website: https://fourrhombus.com
Instagram:four_rhombus_kamiishida


